日本人とタイ人の差
先日、インターンシップの一環で日系企業に連れて行っていただきました。
正直、インターンシップ生の私がとても重要なこの会議に参加していいのかと思うような会議でした。
会議に同席して、実際にタイでの経理部門において頭を悩ませているところを見ることができてすごく良い経験をすることができました。
しかし、会議の中では、専門用語もたくさん出てきて話が分からないところも多くありました。
また、海外ならではの、日本語とタイ語の二ヵ国語が同時に聞こえてくることもあり、不思議な感じがしました。
さらに、どこの話を聞けばいいのか分からず、おどおどしてしまうことも多々ありました。
その状況下でも会議から得られることは多くありました。
そこで、私が感じたことの中でも特に印象的であった二つのことについて書きたいと思います。
①会社の問題に対する捉え方
日本人とタイ人の問題ごとに関する捉え方というのは対照的に近いと感じました。
会議中日本人は「会社を改善していかなければ」と、課題にすごく必死になっています。
そのため、日本人同士のやり取りは、かなり緊迫したものでした。
一方、タイ人は真面目に会議を聞いているのですが、必死に取り組んでいるように感じませんでした。
タイ人同士の会話はどことなく穏やかな雰囲気を感じられました。
訪問した会社が日系企業であるということもありますが、 タイの大らかでのんびりとした国民性と日本の勤勉な国民性が、 ここまで対照的な雰囲気を生み出しているのかと肌で感じました。
②時間に対する捉え方
日本では、期限は絶対であり期限を過ぎるというのはあってはならないことです。
しかし、タイでは締切りに間に合わないということは日常的なことであるように感じました。
全てのタイ人が時間に関して適当という訳ではありません。
日本人の中でも、時間にルーズな人がいることと同じことです。
しかし、日本では期限を過ぎることは大きな失敗として扱われます。
一方、タイ人にとっては、ケアレスミスをする感覚に近いように感じました。
私は今回会議に参加して、日本の常識が海外で通じないことを頭では分かっていても、 カルチャーショックを受けました。
高知工科大学 2016年度インターンシップ生 タカハシ