タイの謎の儀式
ある日の15時くらいに、急にみんなが休憩所に集まり出しました。
何も知らなかった私は、何が始まるんだろうと近づいてみると、 みんなが、お線香のようなものを持っていました。
私も参加させてもらい、よく分からないまま見よう見まねにやってみました。
日本では線香は砂の上に立てますが、今回はお供え物の食べ物に立てました。
その時の写真です
ここで気になったのは、なぜこの儀式を行うのかということです。
朝日ビジネスソリューション(タイランド)は8月初めに引っ越しをしました。
そこで、9月9日9時9分(9はタイにおいて縁起の良い数字)に お坊さんを呼んで儀式を行ったそうです。
その時に現地スタッフの何人かが、
「誰もいないところから女の人の騒ぐ声」を聞いたらしいです。
大抵、日本だと空耳だと何もしないことがほとんどで、 やるとしても盛り塩や、お祓いをして
霊を追い出すのが一般的です。
しかし、タイ人の現地スタッフによると、 タイでは霊を追い出すのではなく
その霊に対して私たちを守ってくださいとお願いするそうです。
タイ人は見えないものと共存していく道を選ぶのです。
ちなみに、タイで引越しをして、お坊さんを呼ばなかったら 「タイの文化を尊重してくれない企業」として扱われてしまいます。
その結果、従業員が辞めてしまう可能性も。。。
タイ人は国民の94.6%が仏教徒で信仰が厚いため、 仏教に従って儀式を行う必要があります。
海外で仕事をするにあたって、現地スタッフの感情に配慮し、 その国の文化・宗教を理解することは必要不可欠なものだと実感しました。
※注意※ この様なことを書くと事務所に近づきたくないと思うかもしれませんが タイ方式に従って儀式をしっかりと行ったので心配はいりません‼
高知工科大学 2016年度インターンシップ生 タカハシ