タイのコンピュータ・サーバー事情
朝日タイ事務所には、サーバーが2つ置いてあります。1つは会計ソフト専用、もう一つはデータ保存専用のサーバーです。会計ソフト専用サーバーはタイでよく用いられる「Accounting Express」という会計ソフトの管理を行っています。それ以外は何も行っていません。OSはWindows server 7でした。 データ保存専用サーバーはその名の通り、オフィスで使われるパソコンから随時データが送られ、保存されます。OSは入っていません。
タイ人のサーバー管理会社の方とお話しすることができたのですが、「UNIXやLinux(ざっくり言えばWindowsではないもの)のOSは使いますか?」と聞くと使わないとのことでした。そもそもUNIXやコマンドラインというものを知らないと言っていました。管理会社の方も知らないとのことなので、タイでは、ほとんどWindowsのサーバーしか使わないということでしょう。オフィスのパソコンもWindows7でした。
タイ事務所のサーバー
日本の企業がタイでネット環境を構築するときは、おそらくWindows系で揃えることになると思います。特にIT企業でなければ、タイ人の方はWindowsしか使ったこ とがないと思います。管理会社に依頼をしなくてはならないこともあるので、UNIX系のサーバーなんかを日本から持ってくると管理会社の方が扱えなかったり、壊してしまったりするかもしれません。「私はUNIX系しか使わん!」という方でもタイのオフィスで環境構築を行う場合はWindows系で統一した方が何かと都合がいいのかもしれません。
ちなみに情報工学を学生の頃に専攻していたタイ人スタッフの方に話を聞くと「私の学校ではWindowsしか使ってないですよ」とのことでした。また彼女はプログラミングをしていたようで学生時代にjavaとC++を扱ったことがあると言っていました。プログラミングができる方はタイでもすぐに見つかりそうです。
高知工科大学 S.N