タイでの野球とサッカー
日本ではプロ野球はもちろん、アマチュアの高校野球もとても人気があります。タイに来て、テレビの野球中継や、グラウンドで野球をしている人を見たことがありません。そこで朝日のタイ事務所で働いておられるタイ人スタッフの方にタイの野球について聞きました。
野球
タイでは野球をする人は少なく、野球専用のグラウンドがタイにはありません。しかし、日本人学校のクラブには野球部があるみたいです。野球をする人が少数であるのにも関わらず、なんとバッティングセンターが一つだけバンコクにあります。作ったのは日本人の方で、初めてタイにできました。
実際にバッティングセンターに行かれたタイ人スタッフの話を聞くと、人は全然いないみたいで、1セット25球が100バーツ、日本円で約327円(2017年9月11日時点の為替レート)で日本とほぼ同じくらいです。私は高校まで野球部に所属していたので、是非行ってみたいと思いました。
サッカー
日本では今一番人気があるスポーツですが、タイでもサッカーは一番人気があるみたいです。私は8月31日にあったW杯アジア最終予選のタイVSイラクの試合を観に行きました。そこで、1枚200バーツのチケットを買いました。タイでは100バーツのチケットが一番安いみたいですが、日本だと一番安いチケットでも3,100円します。タイのチケットがとても安いことが分かります。
タイはW杯出場の可能性がないにも関わらず、試合にはたくさんの人が来ていました。タイのチャンスになると歓声が大きくなり、納得のいかない判定や相手のゴールパフォーマンスに対してはブーイング。タイがゴールすると一番の歓声が起きました。タイではヨーロッパのサッカーの試合の放送や、日本のJリーグのようなプロサッカーリーグもあり、サッカーは人気があります。
ちなみに、サッカー(Soccer)はタイ語で「ฟุตบอล(フゥッボーン)」です。イギリスやヨーロッパではサッカーのことを「Football(フットボール)」と言います。日本はアメリカから英語が伝わりましたが、タイはイギリスから伝わったのでこのようになったと、タイ語を教えてもらっていたタイ人の大学生に聞きました。また、タイの労働省に行った時に、Labour(イギリス英語)と書かれていました(アメリカ英語ではLabor)。このような違いが言葉に影響することが分かり、とても面白いなと思いました。
他にもタイで有名なスポーツはムエタイ、セパタクロー、ボクシングなどがあります。ボクシングの試合は約300バーツと少し高いみたいです。タイに来ないと味わえないものがたくさんあると思います。
高知工科大学 M井