タイのインターネット事情


 タイ王国統計局の2016年のデータによると、携帯電話の普及率は81.5%、スマートフォンに限った普及率は50.5%です。また、PC普及率は32.2%、インターネットの普及率は47.5%です。バンコクに限った統計では、携帯電話の普及率が91.0%、スマートフォンの普及率が70.3%と高い普及率になっています。PCの普及率が50.5%、インターネット普及率は69.2%です。

 日本では2015年の総務省のデータによると、携帯電話の普及率が94.6%、スマートフォンが64.2%、PCが78.0%、インターネット普及率が82.8%です。携帯・スマートフォンは日本とバンコクでは、ほとんど普及率に差がありません。実際にバンコクではスマートフォンを持っている人をよく見かけます。私が出会ったタイの大学生も全員持っていました。駅などでスマートフォンを見ながら電車待ちをしている光景は日本と同じです。

 タイではSNSが流行しており、タイの大学生たちもLINEやFacebookをしている人が多かったです。実際にどんなSNSが流行しているか気になったので、タイ事務所のタイ人スタッフ14人(男性2人、女性12人)にどんなSNSを普段使っているかアンケートを取ってみました。

 

 FacebookとLINEとInstagramの使用率が高いことからも、タイの携帯普及率の高さがうかがえます。写真を投稿したり、誰かと連絡し合ったりするということはスマートフォンの機能を利用することが多いと考えられるからです。実際に私が出会ったタイ人のほとんどはFacebookとLINEをしていました。

 FacebookやInstagramの普及率が高いので、タイの流行や情報を調べるためにSNSの検索機能を使うのも良いかもしれません。FacebookやInstagramを用いると様々な情報を手に入れることができます。検索機能を利用することでGoogleなどの検索エンジンと同じように用いることができます。FacebookやInstagramはタイでも非常に多くのユーザーがいるため、タイの情報を集める良いツールになると思います。

 日本で人気のSNSであるTwitterは13人中5人とあまり多くありません。タイではあまり流行っていないようです。しかし、タイでTwitterを使うとタイ語のCM投稿が表示されます。タイの企業の投稿なのですが、タイのサーバーを経由することで表示されるようです。Twitterでタイの企業が宣伝するということは今後タイでTwitterが流行する見込みがあるということなのかもしれません。

 「WhatsApp」という聞きなれないSNSが出てきました。事務所のタイ人の方は昔よく使っていたと言っていました。日本ではほとんど聞いたことがないです。実は日本では普及していないですが、欧米などでは人気のSNSです。アメリカのWhatsApp Incが2009年5月4日に提供を開始したアプリケーションであり、2014年2月19日に米Facebookが160億ドルで買収することを発表しています。WhatsAppは累計10億ダウンロードされており、日本で流行しているLINE(累計5億ダウンロード)よりも遥かにユーザーが多いSNSです。

 

 上図のグラフは、タイと日本のソーシャルメディアユーザー(簡単に言えばインターネットを使っている人)における各SNS利用率です。日本の方が全体的に各SNSの利用率が低いようです。日本では仕事だけで携帯を使う方やSNSを使わずにメールで済ませる人が多いのかもしれません。私の家族や親戚もそのような人が多いです。

 タイの利用率はアンケートの結果のようにFacebookとLINEが高いようです。バンコクは2012年にFacebookの利用者数が約860万人となり、世界で最も多い都市になりました(Socialbakersのデータ)。私はFacebookをしていないのですが、タイに来て始めようかと思ったほどたくさんの人がしていました。タイの情報を得る手段の一つとして使えると思います。

 日本ではあまり使われていないgoogle+が意外にも高い割合で使われています。タイで使われる検索エンジンの99%はgoogleです。日本人のよく使うyahooですら、タイでは1%以下しか使われていないようです。このため、googleのアカウントを作っている方も多く、google+を使っている人も多いのではないでしょうか。

 また、タイでは情報を集める際に「Pantip」というサイトを使います。日本の「2ちゃんねる」に近いと言われています。タイで最大のネット掲示板であり、タイの情報が多く集まります。タイでは調べたいことの後ろにPantipと打ち込んで検索することも少なくないそうです。SNSで掲示板の内容をすぐに投稿できる機能があるため、自分のSNSにタイ人のユーザーがいる方は見かけたことがあるかもしれません。

 タイの情報を集めるにはとても便利なサイトなのですが、すべてタイ語で書かれているのが難しいところです。Google翻訳を使っても記事の内容までは変換できないのでタイ語が分からないと読めません。そのため、タイ人の知り合いと一緒に調べる、写真を見て雰囲気から内容を察するといった使い方になるでしょう。

 携帯の回線など情報インフラはまだまだ整っていないところがありますが、スマホ文化などは日本と変りないです。バンコクに来てPCやスマホで不便だと感じることはあまりないと思います。FacebookやPantipなどを用いて情報を集めてみるのも良いかもしれません。

高知工科大学 S.N

 

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